こめかみだけ薄い?男性特有の悩み

鏡を見たとき、あるいは髪をかき上げたとき、ふと「こめかみ部分の髪が薄くなってきた気がする…」と感じたことはありませんか? 生え際全体の後退(M字ハゲ)や頭頂部の薄毛(O字ハゲ)はよく知られていますが、この「こめかみ」部分だけが気になる、という男性も少なくありません。こめかみ周辺は、顔の輪郭を形成する上で意外と重要な部分であり、ここの毛量が減ると、顔が大きく見えたり、老けた印象を与えたりすることがあります。また、ヘアスタイルによっては隠しにくいため、悩みが深刻化しやすい部分でもあります。なぜ、こめかみ部分が薄くなってしまうのでしょうか。その原因はいくつか考えられます。最も可能性が高いのは、やはり「AGA(男性型脱毛症)」の影響です。AGAは生え際から進行することが多く、M字部分だけでなく、その延長線上にあるこめかみ周辺の髪も、DHT(ジヒドロテストステロン)の影響を受けて細くなったり、抜けやすくなったりすることがあります。また、AGAとは別に、生まれつきこめかみ部分の毛が薄い、あるいは生えていないという「体質的」な要因も考えられます。髪の生え方には個人差があり、もともとこめかみ部分の密度が低い方もいらっしゃいます。さらに、まれなケースとして、「牽引性脱毛症」の影響も考えられます。例えば、常にきついメガネやヘッドセットを着用していて、こめかみ部分の毛根に継続的な圧迫や引っ張る力が加わっている場合などです。あるいは、頭皮の血行不良やストレスなども、間接的に影響している可能性も否定できません。こめかみ部分の薄毛は、原因によって対処法が異なります。まずは、自分の状態がどのような原因によるものなのかを見極めることが大切です。

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