体験談、あの時気づいて良かったサイン

これは、私が「はげ始め」のサインに気づき、早めに対策を始めたことで、その後の悩みを軽減できた体験談です。30代前半の頃でした。もともと髪は多い方ではなかったのですが、ある時期からシャンプー時の抜け毛が気になり始めました。排水溝に溜まる量が、明らかに以前より増えていたのです。最初は「季節の変わり目かな?」くらいに軽く考えていました。しかし、それと同時に、スタイリングがしにくくなったのを感じました。特に前髪の生え際、M字の部分がなんだか後退しているような気がして、ワックスをつけても髪がうまく立ち上がらず、地肌が透けて見えるような感じがしたのです。合わせ鏡で頭頂部を見てみると、つむじ周りも心なしか薄くなっているような…。これはまずいかもしれない、と焦りを感じ始めました。父が典型的なM字はげだったので、「遺伝かな、AGAかもしれない」という不安が頭をよぎりました。インターネットでAGAについて調べれば調べるほど、自分の症状と当てはまる気がして、落ち込みました。でも、悩んでいても仕方がないと思い、まずは自分でできることをやってみようと考えました。食生活を見直し、睡眠時間を確保するように努め、ストレスを溜めないように週末は運動をするようにしました。シャンプーも、頭皮に優しいとされるアミノ酸系のものに変えました。しかし、3ヶ月ほど続けても、抜け毛の量や見た目の変化はあまり感じられませんでした。そこで、意を決してAGA専門クリニックの無料カウンセリングを受けてみることにしました。カウンセラーの方に悩みを話し、マイクロスコープで頭皮の状態を見てもらうと、「やはりAGAが始まっている可能性が高いですね。特にM字部分と頭頂部の毛髪が細くなっています」と言われました。ショックでしたが、原因がはっきりしたことで、逆に対策への道筋が見えた気がしました。医師の診察を受け、フィナステリドの内服治療を開始することにしました。治療を始めて1年ほど経ちますが、抜け毛は明らかに減り、M字部分の後退やつむじ周りの薄毛の進行は止まっているように感じます。劇的に増えたわけではありませんが、髪に少しハリが出てきた気もします。あの時、「はげ始め」のサインを見逃さず、早めに専門医に相談して本当に良かったと思っています。