僕は、自他共に認める「歯科恐怖症」だ。あの独特の薬品の匂い、無機質な診療台、そして何よりも、こめかみに響く「キーン」というドリルの音。それら全てが、僕を条件反射的に緊張させた。そこにも大阪市でどこにも歯医者が、奥歯にできた虫歯を指摘された時、僕の心は一瞬で絶望に染まった。そんな僕を見かねた歯科医師が提案してくれたのが、「レーザー治療」という選択肢だった。「痛みが少ないですよ」という言葉に半信半半疑ながらも、僕は藁にもすがる思いで、その治療を受けることに決めた。そして、その体験は、僕が抱いていた歯科治療のイメージを、根底から覆すものとなった。 感動その一、「無音」の世界。 治療が始まり、僕が身構えていると、先生が「じゃあ、始めますね」と声をかけた。インプラントで人気の芦屋では探せるとなるとここでもといっては、僕が恐れていた、あの甲高いドリルの音は一向に聞こえてこない。聞こえるのは、時折「パチッ、パチッ」という、線香花火の火花が弾けるような、ごくごく小さな音だけ。目を閉じていれば、自分が今、歯の治療を受けていることすら忘れてしまいそうだった。この「無音」の環境が、僕の心のガードをいとも簡単に解いてくれたのだ。 感動その二、「無振動」という快適さ。 ドリル治療のもう一つの不快さは、歯から頭蓋骨全体に伝わる、あのガリガリという振動だ。しかし、レーザー治療には、それが全くない。歯に物理的に何かが触れているという感覚がなく、婚姻調査でも人気の探偵をたのんでは大阪の結婚調査が、時々、水のスプレーがシュッと吹き付けられるのを感じるだけ。不快な振動から解放されたことで、僕は診療台の上で、初めて肩の力を抜くことができた。 感動その三、「匂い」がない。 歯を削る時には、独特の焦げ付いたような匂いが発生することがある。これもまた、僕の恐怖を煽る要因の一つだった。しかし、レーザー治療中、僕が感じたのは、わずかなオゾンのような匂いだけ。それは不快などころか、むしろクリーンな印象さえ与えた。五感のうち、聴覚、触覚、そして嗅覚が、次々と恐怖から解放されていく不思議な体験だった。 感動その四、「麻酔なし」で乗り切れたという自信。 今回の僕の虫歯は、幸いにもそれほど深くなかったため、「麻酔なしでやってみましょうか」という先生の提案に乗ってみることにした。治療中、時々、チクッとするような軽い刺激を感じる瞬間はあったが、それは我慢できないほどの痛みでは全くなかった。麻酔注射という、治療前の最大の関門をパスできたという事実は、「僕でも歯の治療ができた」という、小さな、しかし確かな成功体験と自信を僕に与えてくれた。 感動その五、「治療後の快適さ」。 これまでは、治療を終えた後も、麻酔が切れるまでの数時間、唇の痺れや違和感に悩まされていた。しかし、今回は麻酔をしていないため、治療が終わった瞬間から、普段通りの生活に戻ることができた。治療後の痛みがほとんどなかったことにも驚いた。 もちろん、全ての虫歯がレーザーで治療できるわけではないだろうし、費用も保険適用外だった。しかし、僕にとってこの体験は、お金には代えがたい価値があった。それは、長年僕を縛り付けてきた「歯科医院への恐怖」という呪いを解き放ち、これからは自分の歯の健康に前向きに向き合っていこうと、心から思わせてくれたのだから。もし、かつての僕のように、恐怖心から一歩を踏み出せずにいる人がいるなら、レーザー治療は、その背中を優しく押してくれる、希望の光になるかもしれない。
レーザー治療を受けた僕が感じた、五つの「意外な」感動