専門医に相談!初診の問診と視診

AGA治療の具体的な流れは、まず専門医(皮膚科医またはAGA専門クリニックの医師)に相談することから始まります。初めてクリニックを訪れた際の「初診」では、主に「問診」と「視診」が行われ、あなたの薄毛の状態や原因を探るための重要な情報を集めます。問診では、医師やカウンセラーから様々な質問を受けます。例えば、「いつから薄毛が気になり始めましたか?」「抜け毛は増えましたか?」「どの部分の薄毛が最も気になりますか?」「ご家族(特に父方・母方)に薄毛の方はいらっしゃいますか?」「現在、何か病気の治療を受けていますか?」「服用している薬やサプリメントはありますか?」「生活習慣(食事、睡眠、ストレス、喫煙など)について教えてください」といった内容です。これらの質問に対して、できるだけ正確に、正直に答えることが大切です。特に家族歴や既往歴、服用薬の情報は、診断や治療方針を決定する上で非常に重要になります。些細なことだと思っても、気になることは遠慮なく伝えましょう。問診に続いて行われるのが「視診」です。医師が、あなたの頭髪や頭皮の状態を目で見て直接確認します。薄毛がどの部分(生え際、頭頂部など)に、どの程度進行しているのか、脱毛のパターンはAGAに典型的か、などを観察します。また、頭皮の色、炎症や湿疹の有無、フケの状態などもチェックし、AGA以外の脱毛症や頭皮トラブルの可能性がないかを確認します。多くの場合、専用の拡大鏡(ダーモスコープやマイクロスコープ)を用いて、毛穴の状態や髪の毛の太さ、密度などをより詳細に観察します。これにより、AGAの特徴である軟毛化(髪が細く短くなる)の程度などを評価することができます。この初診での問診と視診は、あなたの薄毛の原因を診断し、適切な治療方針を立てるための基礎となる、非常に重要なステップです。リラックスして、正直に自分の状態を伝えるように心がけましょう。