コロナ後遺症?脱毛以外の症状もチェック

コロナ感染後に抜け毛が増えた場合、それが「休止期脱毛症」による一時的なものである可能性が高いですが、中には他の「コロナ後遺症」と呼ばれる症状と併発しているケースもあります。脱毛以外の症状にも目を向け、自身の体調全体を把握しておくことが大切です。コロナ後遺症として報告されている症状は非常に多岐にわたりますが、脱毛と併せてよく聞かれるものとしては、以下のようなものが挙げられます。「倦怠感(だるさ)」:体が重く、疲れやすい状態が続く。「ブレインフォグ」:頭にモヤがかかったような感じで、集中力や記憶力が低下する。「息切れ・呼吸困難」:少し動いただけでも息が上がる、呼吸が苦しい。「嗅覚・味覚障害」:匂いや味が分かりにくい状態が続く。「頭痛」:持続的な頭痛や、頻繁に起こる頭痛。「睡眠障害」:寝付けない、途中で目が覚める、熟睡感がない。「気分の落ち込み・抑うつ」:やる気が出ない、気分が塞ぎ込む、不安感が強い。これらの症状は、コロナ感染による体へのダメージや炎症、自律神経の乱れ、精神的なストレスなどが複合的に影響していると考えられています。脱毛症状も、これらの後遺症の一つとして現れている可能性もあれば、後遺症による全身状態の悪化が、間接的に脱毛を引き起こしている可能性も考えられます。例えば、強い倦怠感や睡眠障害が続けば、それ自体が体へのストレスとなり、休止期脱毛症を長引かせたり、悪化させたりする要因になり得ます。また、気分の落ち込みが食欲不振につながれば、栄養不足から髪の健康に影響が出るかもしれません。もし、抜け毛以外にも上記のような症状が長引いている場合は、単なる一時的な休止期脱毛症とは考えずに、コロナ後遺症を専門とする医療機関(後遺症外来など)に相談することを検討しましょう。後遺症全体のケアを行うことが、結果的に脱毛症状の改善にもつながる可能性があります。自己判断せず、専門家の助けを借りることが重要です。

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