トップにボリューム!薄毛カバーの基本

頭頂部、てっぺんの薄毛が気になる場合、髪型でカバーする際の基本的な考え方は、「トップ(頭頂部)にボリュームを出す」ことです。トップにふんわりとした高さや動きを出すことで、地肌の透け感を隠し、視線を上に集める効果が期待できます。では、具体的にどのようなヘアスタイルや工夫が有効なのでしょうか。まず、ヘアカットにおいては、「レイヤー(段)」を入れるのが効果的です。トップ周辺の髪にレイヤーを入れることで、髪の重なりによって自然なボリュームが生まれ、動きも出しやすくなります。髪がぺたんと寝てしまうのを防ぎ、ふんわりとしたシルエットを作りやすくなります。ただし、レイヤーを入れすぎると毛先が軽くなりすぎてしまうこともあるため、美容師さんと相談しながら、髪質や毛量に合わせて調整してもらうことが大切です。また、「全体の長さ」もポイントです。髪が長すぎると、その重みでトップが潰れやすくなり、かえって薄毛が目立ってしまうことがあります。思い切って、肩につかないくらいの「ボブ」や、さらに短い「ショートヘア」に挑戦してみるのも良いでしょう。短い髪は根元が立ち上がりやすく、トップにボリュームを出しやすいというメリットがあります。清潔感があり、若々しい印象にもつながります。もし長さを保ちたい場合は、トップのボリューム感を意識したカットや、パーマなどを組み合わせるのがおすすめです。「前髪」の作り方も重要です。前髪を厚めに作る、あるいは斜めに流すなどして、額を少し隠すことで、視線が頭頂部に行きにくくなり、全体のバランスも良く見えます。ぱっつん前髪よりも、少し流したり、動きを出したりする方が、トップとのつながりが自然に見えやすいでしょう。これらのカットの工夫に加えて、日々のスタイリングでトップのボリュームを意識することが、薄毛カバーの鍵となります。