いよいよ治療開始!処方と使い方指導

医師との相談を経て治療方針が決定したら、いよいよAGA治療の開始です。具体的には、処方された薬剤を受け取り、その正しい使い方について指導を受けることになります。薬物療法の場合、まずはクリニック内で処方箋が発行されるか、あるいは院内で直接薬剤が処方されます。処方箋が発行された場合は、調剤薬局に持っていき、薬剤を受け取ります。院内処方の場合は、その場で薬剤を受け取ることができます。処方される薬剤が内服薬(フィナステリドやデュタステリド)の場合、通常は1日1回、毎日決まった時間に服用するように指示されます。食事の影響は受けにくい薬が多いですが、飲み忘れを防ぐためにも、毎日同じタイミング(例えば朝食後や就寝前など)で服用する習慣をつけるのが良いでしょう。外用薬(ミノキシジル)の場合は、通常1日2回(朝と夜)、頭皮の薄毛が気になる部分に直接塗布します。1回の使用量や、具体的な塗布方法(髪ではなく頭皮につける、塗布後に軽くマッサージするなど)について、医師や薬剤師から詳しい指導があります。用法・用量を守ることが、効果を得て副作用のリスクを減らすために非常に重要です。自己判断で量を増やしたり、回数を増やしたりしないようにしましょう。薬剤を受け取る際には、改めて効果や副作用について、そして万が一副作用が出た場合の対処法などについて、薬剤師からも説明があります。疑問点があれば、ここでも遠慮なく質問しましょう。また、治療開始前に、現在の頭髪の状態を写真で記録しておくことをお勧めします。同じ角度、同じ照明条件で定期的に撮影しておくことで、治療による変化を客観的に比較しやすくなり、治療継続のモチベーションにもつながります。治療は始まったばかりです。効果を実感するには時間がかかりますが、焦らず、指示された通りに、毎日コツコツと治療を続けていくことが大切です。